天明期を代表する江戸歌舞伎の名優で、五代目市川團十郎を名乗った。荒事を家の芸とする市川宗家の伝統を受け継ぎつつ、当代随一の人気を博した。舞台の外では俳諧や戯作にも通じた文人役者として知られ、教養と芸を兼ね備えた役者として高い評判を得た。