未到
服部南郭
はっとりなんかく
hattori nankaku
略歴
江戸中期の儒学者・漢詩人で、荻生徂徠の門下から出て蘐園派を代表する詩人となった。徂徠が唱えた古文辞学の理念を詩文の領域で体現し、盛唐の詩を範として格調高い漢詩を数多く作り、その名は広く知られた。『唐詩選』を平易に解説した『唐詩選国字解』は、唐詩を庶民にまで親しませる書として長く読み継がれた。自身の詩文集『南郭先生文集』も伝わる。政治や経世を論じるよりも詩文の風雅に生きた文人肌の人物で、徂徠学派のなかで文学を担った代表的存在として位置づけられる。
未到