江戸中期の松江藩第7代藩主で、茶人大名として名高い。逼迫した藩財政を殖産興業と倹約によって立て直す一方、茶道に深く傾倒し、石州流を継承しつつ独自の不昧流を確立した大茶人だった。全国の名物茶器を蒐集・分類して『古今名物類聚』に整理し、茶の湯の文化史に大きな足跡を残した。財政再建の実務と風雅の道の双方に業績をあげた、文武両道の名君として知られる。