未到
三井高利
みついたかとし
mitsui takatoshi
略歴
江戸前期の伊勢松坂の商人で、後の三井財閥の礎を築いた大商人。江戸に呉服店「越後屋」を開き、それまで武家相手の掛売り・値引き交渉が当たり前だった商慣習を打ち破って、正札での「現金掛値なし」、さらに客の求めに応じて反物を切り売りする新商法を打ち出した。この画期的な薄利多売の手法によって越後屋は江戸で爆発的な人気を集め、両替商も兼ねて幕府の御用達にまで上りつめた。彼が晩年に子孫へ遺した家法の精神は、後に三井家繁栄の指針として受け継がれ、日本を代表する財閥の源流となった。
未到