未到
中山みき
なかやまみき
nakayama miki
略歴
天理教の教祖。大和国の庄屋敷村の裕福な農家に嫁ぎ、平穏な農婦として暮らしていたが、四十一歳のとき、病む長男の祈祷の場で突然神懸かりの状態となり、自らを「元の神・実の神」の社と称したと伝わる。以後、財を投げ打って貧しい人々に施し、周囲の困惑や迫害を受けながらも布教を続け、人はみな親神の子であり互いに助け合って陽気に暮らすべきだと説いた。教えを平易な和歌の形で示した『みかぐらうた』や、長年にわたって書き記した『おふでさき』を残し、これらは天理教の根本聖典となった。九十歳で世を去るまで信仰を貫き、庶民の女性から一大宗教を興した稀有な宗教家として知られる。
未到