江戸歌舞伎を大成した名優で、初代市川團十郎の長男。父が創始した勇壮な荒事を受け継ぐ一方、柔らかな和事や写実的な実事にも巧みで、芸域の広さから江戸歌舞伎の完成者と称された。父の非業の死を乗り越えて名跡を継ぎ、粋な江戸っ子の華である「助六」を初演したほか、早口の言い立てで名高い「外郎売」などを当たり役とし、市川宗家の芸を不動のものとした。1758年に没した。