未到
二宮尊徳
にのみやそんとく
ninomiya sontoku
略歴
江戸後期の農政家・思想家で、相模国足柄の農家に生まれた。幼くして父母を失い、洪水で没落した生家を、勤勉と倹約を積み重ねて独力で再興した。この体験から、天の恵みと人の働きに感謝し、分に応じて生き、余力を他者に譲る「推譲」を柱とする報徳思想を確立。小田原藩の命で下野桜町の荒廃した領地の復興を成し遂げたのをはじめ、生涯に多くの藩や農村の立て直しを指導し、疲弊した各地の再建に尽力した。実践を重んじたその教えは、死後も報徳運動として全国に広まった。薪を背負って歩きながら読書に励む少年時代の姿を写した二宮金次郎の像は勤勉の象徴として各地の学校に建てられ、日本人に最も親しまれた道徳の手本の一つとなった。
未到