未到
徳川家治
とくがわいえはる
tokugawa ieharu
略歴
江戸幕府第十代将軍で、九代家重の子として生まれた。祖父吉宗に将来を嘱望されて育ったと伝わり、将軍職に就くと側用人から老中となった田沼意次を重く用い、商業資本を活用する重商的な政策を推し進めた。この時代はいわゆる田沼時代と呼ばれ、経済の活性化が図られる一方で賄賂の横行なども生んだ。文人肌の将軍としても知られ、とりわけ将棋を好んで自ら詰将棋の作品集を編むほどの腕前であったと伝わる。政治の実務を家臣に委ねる姿勢が、後の田沼失脚と時代の転換の伏線ともなった。
未到