未到
徳川光圀
とくがわみつくに
tokugawa mitsukuni
略歴
水戸徳川家の二代藩主で、後世「水戸黄門」として広く親しまれた大名。徳川家康の孫にあたる。若い頃は放埒であったが、中国の史書『史記』の伯夷伝を読んで発奮したと伝わり、以後は学問を重んじる名君として知られた。日本の歴史を編む一大事業として『大日本史』の編纂を興し、そのために彰考館を設けて全国から学者を集めた。この事業に貫かれた大義名分を重んじる思想は、のちの水戸学の礎となり、幕末の尊王攘夷運動にまで影響を及ぼした。諸国を漫遊して悪を懲らしめるという後世の講談や物語の主人公「水戸黄門」の姿は、この光圀を素材とした創作であり、史実の彼が全国を漫遊した事実はない。
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