8代将軍徳川吉宗の四男で、御三卿の一つ一橋徳川家の始祖となった人物。将軍家に世継ぎが絶えた際に備える分家として設けられた一橋家は、のちに大きな役割を果たすことになる。その子孫からは11代将軍家斉が出て将軍位に就き、さらに幕末には最後の将軍となる15代慶喜も一橋家に連なる血筋から現れた。宗尹自身は表立った事績に乏しいが、将軍家の血脈を後代へ伝える結節点となった存在である。