未到
徳川斉昭
とくがわなりあき
tokugawa nariaki
略歴
江戸後期から幕末の水戸藩第9代藩主で、第15代将軍徳川慶喜の実父。「烈公」とも呼ばれた激烈な人物で、財政再建や海防の強化、人材登用といった果断な藩政改革を推し進め、藩校弘道館を創設して水戸学の振興に努めた。強硬な尊王攘夷論の中心人物として幕政にも積極的に発言し、開国を進める大老井伊直弼と鋭く対立した。その結果、1858年からの安政の大獄で処分を受けて水戸での永蟄居を命じられ、幽閉の身のまま失意のうちに世を去った。その思想と行動は、皮肉にも自らの子が幕府を畳む幕末の政局を大きく動かした。
未到