江戸時代前期の大名で、御三家の一つ水戸徳川家の始祖。徳川家康の十一男として生まれ、常陸水戸に封じられて水戸藩の基礎を築いた。剛胆で豪快な気性の持ち主と伝えられ、逸話に富む人物として語られる。その子が『大日本史』の編纂に着手した水戸黄門こと徳川光圀であり、頼房が築いた水戸家は後に尊王の学問を育む場となって、幕末の思想にも影響を及ぼす家風の源となった。