江戸時代前期の大名で、御三家の一つ尾張徳川家の始祖。徳川家康の九男として生まれ、尾張六十二万石を与えられて名古屋に封じられた。学問を篤く好み、とりわけ儒学を尊んで自ら書物を編むなど文教に力を注ぎ、『類聚日本紀』の編纂事業を興したことでも知られる。将軍家に次ぐ御三家筆頭としての家格を確立し、名古屋城下に文治の気風を根づかせた名君である。