未到
宇田川榕菴
うだがわようあん
udagawa yoan
略歴
江戸後期の蘭学者・化学者で、津山藩医。蘭学者一家である宇田川家に養子として入り、西洋の自然科学を旺盛に吸収した。とりわけ日本初の体系的な化学書『舎密開宗』を著したことで名高く、オランダ語の文献を通じて西洋の化学を紹介した。このとき「酸素」「水素」「窒素」「元素」「還元」など、今日も日常的に使われる数多くの化学訳語を創り出したと伝わり、日本の近代科学用語の礎を築いた人物として評価される。植物学書『植学啓原』も著し、化学のみならず博物学全般に通じた。コーヒーを愛したことでも知られる。
未到