江戸後期の女流漢詩人・南画家。美濃の医家に生まれ、詩文と絵画に才を示した。文人・頼山陽に詩や画を学び、生涯にわたる恋愛関係で知られる。山陽は彼女を妻に望んだとも伝わるが結ばれることはなく、二人は師弟にして深い情を交わす間柄のまま生きた。その恋情と教養は多くの漢詩や南画に結晶し、女性が学問や芸術で世に立つことの難しかった時代にあって、才媛として高く評価されている。