未到
大田垣蓮月
おおたがきれんげつ
ootagaki rengetsu
略歴
幕末京都に生きた女性歌人・尼僧、そして陶芸家。若くして夫や子と死別する不遇を重ね、剃髪して蓮月と号した。自ら作った素朴な陶器に自作の和歌を彫り込んだ「蓮月焼」は評判を呼び、暮らしを立てる糧となった。清らかで慈愛に満ちた人柄は多くの人に慕われ、後に日本画の巨匠となる富岡鉄斎を若き日に養い育てたことでも知られる。飢饉や困窮する人々への施しを惜しまず、歌と焼き物に生きた慎ましい生涯は、幕末京都の心の風景として語り継がれている。
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