未到
山田方谷
やまだほうこく
yamada hokoku
略歴
江戸時代後期から明治の儒学者・陽明学者で、備中松山藩に仕えた財政再建の名手である。貧しい農家に生まれながら学才を認められて藩の要職に抜擢され、藩主板倉勝静のもとで大改革にあたった。破綻寸前だった藩財政を、負債の整理、特産品の育成と専売、産業の振興などによって立て直し、藩を富強へと導いた。その手腕は「理財の術」として後世高く評価される。学問においては陽明学の知行合一を実践に貫き、越後長岡藩の河井継之助が教えを受けにきたことでも知られる。理論と実務を兼ね備えた稀代の経世家である。
未到