未到
日本武尊
やまとたけるのみこと
yamato takeru no mikoto
略歴
景行天皇の皇子とされる、古代日本を代表する伝説の英雄。幼名を小碓命という。父の命で西の熊襲を討ちに向かい、女装して敵の首領兄弟の宴に忍び込み討ち取った際、その武勇を惜しんだ相手から「ヤマトタケル」の名を贈られたと伝わる。休む間もなく今度は東国平定を命じられ、叔母の倭姫命から授かった草薙剣を携えて出征。相模で野火に囲まれた際は剣で草を薙ぎ払って難を逃れ(草薙剣の名の由来)、走水の海では妃・弟橘媛が入水して海神の怒りを鎮めたという悲話も残る。帰路、伊吹山の神の祟りで病を得て、「大和は国のまほろば」と故郷を慕う望郷の歌を残しながら能褒野で力尽き、その魂は白鳥となって飛び去ったと語られる。悲劇の英雄像は後世まで深く愛された。
未到