未到
安倍晴明
あべのせいめい
abe no seimei
略歴
平安中期に活躍した陰陽師で、天文・暦・占いを司る陰陽道の第一人者として朝廷に仕えた。賀茂忠行・保憲父子に学び、天体の異変を読み、災いを占い、祭祀によって禍を鎮める務めを担ったとされ、その的確さで貴族社会に重んじられた。後世には数々の説話が付され、鬼神を式神として自在に操り、宮中の怪異を見抜いたといった超人的な逸話が『今昔物語集』などに語られるようになった。実像は有能な暦道・天文道の官人であったが、伝説のなかで日本を代表する陰陽師像へと膨らみ、現代の物語や芸能でも繰り返し描かれる存在となっている。
未到