未到
桓武天皇
かんむてんのう
kanmu tenno
略歴
平安時代の第50代天皇。光仁天皇の子で、母は渡来系氏族の出身とされる。即位後、仏教勢力の強い平城京の弊を断つべく都を長岡京へ移したが、造営の中心にあった藤原種継が暗殺される事件が起き、これに連座した弟の早良親王が非業の死を遂げた。その怨霊を恐れたことも一因となって、天皇は794年、山背国に壮大な平安京を造営して遷都し、以後およそ千年にわたる都の礎を築いた。また東北の蝦夷征討に力を注ぎ、坂上田村麻呂を征夷大将軍に任じて阿弖流為らの勢力を平定させた。一方で、度重なる造都と軍事の負担が民を疲弊させたため、晩年にはこの二大事業を停止する英断を下した。律令国家の立て直しに努めた、平安時代を切り開いた天皇である。
未到