明治から大正にかけての小説家で、白樺派の一員。北海道での農場経営の経験や札幌農学校で受けたキリスト教の影響を背景に、人道主義的な思索を深めた。『カインの末裔』『或る女』などで人間の苦悩と情熱を描き、農場を小作人に無償で解放するなど理想を行動に移した。1923年、愛人とともに軽井沢の別荘で心中し、四十五歳で生涯を閉じた。