未到
足利直義
あしかがただよし
ashikaga tadayoshi
略歴
足利尊氏の同母弟で、兄が武の器なら弟は政の器と称された室町幕府草創期の実力者。兄を軍事面で支える一方、幕政の実務と裁判・行政を一手に担い、二頭政治とも呼ばれる分業で初期の幕府を切り盛りした。しかし兄の執事高師直と政策・権力をめぐって激しく対立し、これが幕府を二分する内乱、観応の擾乱へと発展する。直義は一時南朝と結んで師直を討ったものの、やがて兄尊氏と直接干戈を交えるに至り、敗れて鎌倉に幽閉され、1352年に急死した。毒殺との説も根強い。夢窓疎石に深く帰依した篤い信仰者としても知られる。
未到