未到
後醍醐天皇
ごだいごてんのう
godaigo tenno
略歴
鎌倉幕府を倒して天皇親政を目指した、南北朝の動乱の中心にある天皇。父の跡を継いで即位すると、両統迭立で衰えていた天皇の権威回復を志し、幾度も討幕を企てた。正中の変・元弘の乱では計画が露見して隠岐に流されるが、脱出して各地の武士を糾合し、足利尊氏や新田義貞らの離反もあってついに鎌倉幕府を滅ぼした。念願の建武の新政を始めるも、公家を重んじ武士の期待に応えぬ政治は混乱を招き、離反した尊氏に京を追われる。屈せず吉野に逃れて南朝を開き、正統な天皇を主張し続けたが、失意のうちに崩御した。理想に燃え妥協を知らぬその強烈な個性は、後世さまざまに語り継がれている。
未到