未到
北畠親房
きたばたけちかふさ
kitabatake chikafusa
略歴
南北朝期の公家で、南朝を支えた最大の理論家にして武将。村上源氏の名門・北畠家に生まれ、後醍醐天皇に仕えて要職を歴任した。天皇の吉野遷幸後は南朝の柱石となり、東国に下って常陸の小田城などに拠り、劣勢の中で北朝・足利方と戦い続けた。その籠城のさなかに、神代から後醍醐天皇に至る皇位継承を叙述し南朝の正統性を説いた『神皇正統記』を著した。「大日本は神国なり」で始まるこの書は、後世の神国思想や皇国史観に長く影響を与えた。武運には恵まれなかったが、その筆によって南朝の大義を後世に伝えた人物である。
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