未到
足利義尚
あしかがよしひさ
ashikaga yoshihisa
略歴
室町幕府第9代将軍。父は8代将軍足利義政、母は日野富子で、その将軍後継をめぐる争いは応仁の乱の一因ともなった。幼くして将軍職を継いだが、実権は父や母、有力大名に握られ、失墜した幕府権威の回復をめざした。近江の守護六角高頼が寺社や公家の所領を横領したのを討つべく、みずから軍を率いて近江へ出陣。しかし戦いは長期化し、鈎(まがり)の陣にとどまるうちに酒色にふけって体調を崩し、1489年、陣中で25歳の若さで病没した。将軍親征の意欲を見せながらも志半ばで倒れた将軍として惜しまれた。
未到