未到
足利義満
あしかがよしみつ
ashikaga yoshimitsu
略歴
室町幕府の第3代将軍にして、室町時代の権勢の頂点を体現した人物。幼くして将軍となり、細川頼之の補佐のもとで成長すると、成人後は自ら政務を握り、土岐・山名・大内といった有力守護を巧みに削いで将軍権力を確立した。長く続いた南北朝の分裂を1392年に統一に導き、内乱の時代に終止符を打った。政治のみならず外交にも意を注ぎ、明の冊封を受けて「日本国王」を称し、勘合貿易を開いて莫大な富を得た。京の北山に金閣を中心とする山荘を営み、能を大成した観阿弥・世阿弥を庇護するなど、絢爛たる北山文化を花開かせた。将軍職を子の義持に譲った後も太政大臣にのぼり、出家後も実権を握り続け、公武にまたがる比類なき権力を築いたまま没した。その専制ぶりは皇位をうかがったとの説さえ生むほどであった。
未到