未到
北原白秋
きたはら はくしゅう
kitahara hakushu
略歴
明治末から昭和にかけて、詩・短歌・童謡のいずれにも傑作を残した多才な文学者。福岡県柳川の造り酒屋に生まれ、若くして詩壇に登場、詩集『邪宗門』『思ひ出』で異国情緒と官能をたたえた華麗な詩風を示した。与謝野鉄幹の新詩社に加わり、のちに短歌でも独自の道を歩んだ。とりわけ童謡の分野で「からたちの花」「この道」「ゆりかごのうた」など今も歌い継がれる名作を数多く生み、日本人の情感に深く根づいた。言葉の音楽性を極限まで磨き上げ、日本語のリズムと響きの美しさを引き出した詩人として、近代文学史に大きな足跡を残した。
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