未到
近衛文麿
このえ ふみまろ
konoe fumimaro
略歴
昭和期の政治家で、名門公家・近衛家に生まれた華族。若くして政界の期待を集め、三度にわたり首相を務めた。国民の人気を背景に登場したが、その在任中に日中戦争が泥沼化し、戦争を収拾できぬまま国家総動員体制の構築を進めた。新体制運動を主導して大政翼賛会を発足させたものの、対米交渉の打開に失敗し、開戦を前に政権を退いた。敗戦後、戦犯として出頭を求められる前夜、みずから命を絶った。理想主義と優柔不断が同居した悲劇の宰相として語られる。
未到