未到
源為朝
みなもとのためとも
minamoto no tametomo
略歴
源為義の八男で、並外れた強弓と剛勇をもって鎮西八郎と称された伝説的な豪傑。若くして九州に下り、荒くれ者たちを従えて暴れ回ったと伝わる。保元の乱では兄義朝と敵味方に分かれて崇徳上皇方に加わり、大力で射る矢が幾人もの敵を貫いたという武勇伝が『保元物語』に彩り豊かに描かれている。しかし味方は敗れ、為朝は捕らえられて腕の筋を切られたうえ伊豆大島へ流された。それでも島で勢力を張って再び暴れたため、追討を受けて自害したと伝わる。その最期には諸説あり、遠く海を渡って琉球に渡ったとする伝説まで生まれた。桁外れの弓の名手として、後世に無数の武勇譚を残した英雄である。
未到