第16代天皇。「民のかまど」の逸話で知られる聖帝。高台から民家の炊煙が乏しいのを見て民の困窮を察し、三年間税と労役を免除、その間は宮殿の屋根が破れて雨漏りしても修繕させず、自らの衣食も切り詰めたと伝わる。やがて炊煙が満ちたのを見て「民が富むのは私が富むこと」と喜んだという、為政者の理想像として長く語り継がれた説話である。世界最大級の墳丘をもつ大山(大仙)古墳=仁徳天皇陵の被葬者と伝えられる。