室町時代の日蓮宗の僧で、激烈な布教で知られる。折伏(しゃくぶく)と呼ばれる強い教化を旨とし、将軍足利義教に諫言して幕政を正そうとしたが逆鱗に触れ、厳しい弾圧を受けたと伝わる。このとき焼けた鍋を頭にかぶせられてもなお信念を曲げなかったという伝承から「鍋かむり日親」と呼ばれた。国を正すべき道理を説いた『立正治国論』を著し、京都に本法寺を開いた。生涯を通じて信仰を貫いた不屈の僧として語り継がれている。