未到
蓮如
れんにょ
rennyo
略歴
室町時代の浄土真宗の僧で、本願寺第八世。真宗を全国に広めた「中興の祖」と仰がれる。当初は衰微していた本願寺を、平易な仮名書きの手紙「御文(おふみ)」による教えと、門徒が集って信心を語り合う「講」の組織化によって飛躍的に発展させた。比叡山の圧迫を受けて京を追われながらも越前の吉崎に道場を築いて教線を北陸に広げ、のちに山科本願寺、さらに石山本願寺を建てて教団の基盤を固めた。その爆発的な広まりは各地の門徒が結束する一向一揆の土壌ともなり、戦国期の宗教勢力の礎となった。難解な教義を庶民の言葉で説き、南無阿弥陀仏の信心を万人に開いた稀代の教化者として、今も真宗門徒に深く敬われている。
未到