明治から昭和初期の海軍軍人・政治家。海軍大将にのぼり、朝鮮総督を務めたのち首相となった。五・一五事件で政党内閣が倒れたあとを受けて挙国一致内閣を組織し、動揺する国政の安定に努めた。穏健な人柄で知られたが、1936年の二・二六事件で反乱将校に自邸を襲われ、凶弾に倒れて生涯を終えた。軍部の暴走が政治を呑み込んでいく時代の犠牲となった一人である。