室町幕府の管領を四度にわたって務めた斯波氏の当主で、細川頼之と並ぶ足利義満期の実力者。若くして家督を継ぎ、幼い義満を細川頼之が支える体制に対抗する立場に立ったが、康暦の政変で頼之が失脚すると管領に就いて幕政の中枢を握った。以後、義満から義持の代にかけて重きをなし、有職故実にも通じた老練の政治家として幕府を支え、斯波氏の全盛期を築いた。義満死後は義持を補佐して幕政を安定させ、六十を過ぎて没した。