明治から昭和にかけての小説家で、簡潔で無駄のない文体から「小説の神様」と称された。学習院で武者小路実篤らと交わり、雑誌『白樺』を創刊して白樺派の中心人物となった。父との長い不和を題材にした自伝的な作品で内面を掘り下げ、唯一の長編『暗夜行路』を長い歳月をかけて完成させた。研ぎ澄まされた文章は後の作家たちの規範となった。