未到
馬場信春
ばばのぶはる
baba nobuharu
略歴
甲斐の武将で、武田信玄・勝頼の二代に仕えた武田四天王の一人。数多の合戦に身を投じながら生涯ほとんど手傷を負わなかったと伝わり、「不死身の鬼美濃」と称された歴戦の猛将である。武勇のみならず築城や戦略にも通じ、信玄の信任篤い宿老として武田軍団の中核を担った。しかし信玄没後、若い勝頼のもとで臨んだ天正三年(1575年)の長篠の戦いでは、織田・徳川連合軍の鉄砲隊の前に武田軍が総崩れとなるなか、退却する勝頼を逃がすため殿軍として踏みとどまり、奮戦のすえに討死した。老臣の諫言を容れられぬまま滅びへ向かう主家に殉じたその最期は、武田家の悲劇を象徴するものとして語り継がれている。
未到