未到
大弐三位
だいにのさんみ
daini no sanmi
略歴
平安中期の女流歌人で、『源氏物語』を著した紫式部と藤原宣孝との間に生まれた娘。母ゆずりの文才をもって宮廷に出仕し、後冷泉天皇の乳母を務めたことから、その位階にちなんで大弐三位と呼ばれた。母の才を受け継いだ歌人として名高く、女房三十六歌仙の一人に数えられる。「有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする」の歌が小倉百人一首に採られ、移ろいやすい男心を女の側からしなやかに切り返したその一首によって、母娘そろって百人一首に名を残す稀有な歌人として今に伝えられている。
未到