鎌倉中期の真言律宗の僧で、荒廃していた奈良の西大寺を復興して同宗の中心とした。乱れていた戒律の復興に力を注ぐとともに、貧民や病者、社会から疎外された非人の救済に尽くし、実践的な慈善活動で多くの人々の帰依を集めた。弟子の忍性らとともに、信仰と社会事業を結びつけた鎌倉仏教の一つの理想を体現した高僧である。