未到
行基
ぎょうき
gyoki
略歴
奈良時代に民衆の中へ分け入って仏教を広めた僧。当初、僧が寺を離れて民間で布教することは律令の禁ずるところであり、朝廷から弾圧を受けたが、行基は各地を巡って橋を架け、池や溝を掘り、道を開き、困窮者のための布施屋を設けるなど、社会事業を通じて多くの人々の心をつかんだ。その慕われぶりは「行基菩薩」と称されるほどで、やがて朝廷もその力を認めるに至る。聖武天皇の東大寺大仏造立にあたっては勧進の中心となって協力し、人々に寄進を呼びかけて事業を支え、日本で初めて大僧正の位に任じられた。大仏の完成を見ることなく749年に没した。
未到