未到
吉備真備
きびのまきび
kibi no makibi
略歴
奈良時代を代表する学者出身の高官で、遣唐留学生として唐に渡り、儒学・天文・暦法・音楽・兵学など幅広い学問を長年にわたって修めた。帰国後はその豊富な知識を買われて重用され、聖武天皇や孝謙天皇に仕えたが、藤原仲麻呂とは対立し、一時は九州へ左遷されもした。しかし再び遣唐副使として大陸に渡り、帰国後は仲麻呂の乱の鎮圧などに力を発揮し、ついに学者の身から右大臣にまで昇りつめた。当時、学問によって大臣に至った例はきわめて稀であり、その立身は特筆に値する。囲碁や片仮名を日本に伝えたとする伝説も残るが、これは後世の付会と考えられている。
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