未到
源頼政
みなもとのよりまさ
minamoto no yorimasa
略歴
平安末期の武将にして歌人。摂津源氏の出で、保元・平治の乱を巧みに生き延び、武士として異例の従三位に叙されて源三位と称された。武勇のみならず和歌にもすぐれ、宮中を騒がせた頭は猿、体は狸、尾は蛇という怪物「鵺」を弓で射落としたという伝説でも名高い。平氏の専横が極まった治承年間、老齢の身でありながら後白河法皇の子以仁王を奉じて平家打倒の令旨を諸国の源氏に呼びかけ、挙兵に踏み切った。しかし計画は早くに露見し、宇治の平等院に追い詰められて敗れ、扇を敷いて「埋もれ木の花咲くこともなかりしに身のなる果てぞ悲しかりける」と辞世を残して自害したと伝わる。その挙兵は源平争乱の口火を切り、平家滅亡の端緒となった。
未到