未到
高倉天皇
たかくらてんのう
takakura tenno
略歴
第八十代天皇。後白河天皇の皇子で、幼くして即位した。平清盛の全盛期に在位し、清盛の娘徳子(建礼門院)を中宮に迎え、その間に生まれた皇子が後の安徳天皇である。天皇として温厚で情け深く、学問や音楽をよくする文雅の帝であったと伝わるが、政治の実権は父の後白河院と外戚の平氏に握られ、みずからの意思を通せる立場にはなかった。治承・寿永の争乱が始まる緊迫のなか、清盛の圧力に苦しみ、譲位して安徳天皇に位を譲ったのち、心労も重なってか若くして世を去った。平家の栄華と源平争乱の狭間に立って翻弄された、薄命の天皇である。
未到