未到
鳥居元忠
とりいもとただ
torii mototada
略歴
徳川家康に幼少より仕えた三河武士。数々の戦で武功を重ねた譜代の忠臣で、徳川十六神将の一人に数えられる。慶長五年、家康が会津の上杉討伐に向かう際、留守を任された伏見城の守将となった。石田三成らが挙兵すると、鳥居元忠はわずかな手勢で城に籠り、押し寄せる四万ともいわれる西軍を相手に十日余りにわたって奮戦した末、力尽きて討死した。この籠城が西軍の足止めとなり、家康の東軍が態勢を整える貴重な時を稼いだ。出陣前夜、家康と酒を酌み交わして今生の別れを惜しんだと伝わり、その決死の忠節は「三河武士の鑑」として長く語り継がれた。伏見城の血染めの床板は、後に京都の寺院の天井「血天井」となったという。
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