明治期の洋画家(1882-1911)。福岡の生まれで、東京美術学校に学び、神話や海への幻想的な題材を情感ゆたかに描いた。海辺で漁を終えた男たちを描いた代表作「海の幸」や「わだつみのいろこの宮」で、若くして鮮烈な才能を示したが、放浪と困窮のうちに二十八歳で夭折した。短い生涯ながら、日本近代洋画にロマン主義的な詩情を刻んだ画家として惜しまれている。