明治期の実業家で、浅野財閥の創業者。富山に生まれ、若い頃はさまざまな商売に失敗しながらも東京で薪炭や石炭の商いに乗り出し、セメントや海運、造船、鉄鋼などへと事業を広げて一大コンツェルンを築いた。特に官営工場の払い下げを受けて始めたセメント業や、京浜地帯の埋め立て開発で知られる。「九転十起」ともいわれる粘り強さで幾度もの逆境をはねのけた立志伝中の人物として語り継がれる。