未到
藤原彰子
ふじわらのしょうし
fujiwara no shoushi
略歴
一条天皇の中宮で、藤原道長の長女。父の権勢を背に十二歳前後で入内し、当初は幼さゆえに天皇の心を得られなかったが、やがて後一条・後朱雀の二天皇を産み、道長の栄華を決定づける存在となった。そのもとには紫式部・和泉式部・赤染衛門ら当代一流の才女が女房として集い、王朝文学の華やかなサロンを形づくった。天皇や父、子の天皇たちに先立たれてもなお長く生き、皇太后・太皇太后として朝廷に重きをなし、八十七歳という当時としては稀な長寿を保った。摂関政治の栄光と落日をその生涯にわたって見届けた、王朝を象徴する女性である。
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