未到
今川氏真
いまがわうじざね
imagawa ujizane
略歴
駿河・遠江を治めた名門今川氏の最後の当主。海道一の弓取りと謳われた今川義元の子である。永禄三年の桶狭間の戦いで父が織田信長に討たれると、動揺する領国を継いだが、武田信玄と徳川家康による挟撃を受けて駿河・遠江を次々と失い、大名としての今川氏は滅んだ。しかし氏真自身は各地を流浪しながらも生き延び、やがて旧臣であった徳川家康の庇護を受け、江戸時代には子孫が高家として存続した。蹴鞠や和歌など公家文化に通じた風流人として知られ、その文雅の才ゆえに武将として無能と評されがちだが、乱世を生き抜いた処世の巧みさを見直す声もある。
未到