未到
常高院
じょうこういん
joukouin
略歴
浅井長政と織田信長の妹・市との間に生まれた次女で、姉に淀殿、妹に江を持つ浅井三姉妹の一人である。幼名を初といい、幼くして父長政の自害と浅井家の滅亡を経験し、母とともに戦乱の世を生き抜いた。長じて従兄にあたる京極高次に嫁ぎ、大津城主・のちの若狭小浜藩主の正室となった。姉淀殿は豊臣方、妹江は徳川将軍家に嫁いだため、三姉妹はそれぞれ敵味方に分かれる立場となり、大坂の陣では豊臣と徳川の間に立って和議の使者として奔走した。豊臣家の滅亡を見届けたのち、常高院と号して余生を送り、寛永十年に没した。血を分けた姉妹が引き裂かれる時代を、和平に心を砕きながら生きた女性である。
未到