未到
桂太郎
かつらたろう
katsura taro
略歴
長州藩出身の陸軍軍人にして政治家で、明治後期から大正初めにかけて権勢を振るった元老級の宰相。ドイツに留学して軍制を学び、山県有朋の後継者として陸軍の近代化と軍制改革を主導、陸軍大臣を経て政界の中枢に上った。第11・13・15代の内閣総理大臣を務め、その通算在職日数は歴代でも最長級を誇る。第一次桂内閣では日英同盟を締結し、国運を賭けた日露戦争を勝利に導いて、ポーツマス条約による戦後処理を成し遂げた。西園寺公望と交互に政権を担う「桂園時代」を築いた一方、晩年の第三次内閣は憲政擁護を叫ぶ第一次護憲運動の激しい民衆運動に直面し、わずか二か月足らずで総辞職に追い込まれた。相手の肩を叩いて懐柔する「ニコポン宰相」の異名でも知られる。
未到