未到
木戸孝允
きどたかよし
kido takayoshi
略歴
長州藩士として生まれ、旧名を桂小五郎という。西郷隆盛・大久保利通と並ぶ「維新の三傑」の一人。吉田松陰の教えを受けて尊皇攘夷運動に身を投じ、剣の腕にも優れながら危地では巧みに難を逃れ「逃げの小五郎」と称された。禁門の変後の潜伏など幾多の窮地をくぐり抜け、坂本龍馬らの仲介のもと薩摩の西郷との間に薩長同盟を結んで倒幕の大勢を決した。維新後は新政府の中枢にあって五箇条の御誓文の起草に関わり、版籍奉還の実現に尽力し、廃藩置県や立憲政体の導入など漸進的な近代化を主張した。神経の細やかな理想主義者として知られ、政府内の対立に苦悩することも多かった。西南戦争のさなかの1877年、病に倒れて世を去り、「西郷、もう大抵にせんか」と西郷の身を案じてつぶやいたと伝えられる。
未到